山中鹿介コンセプトルーム(さぎの湯温泉 竹葉様)
22年連続で日本庭園ランキング1位(※)を獲得している島根県安来市の足立美術館さん。
※アメリカの日本庭園専門誌『Sukiya Living Magazine: The Journal of Japanese Gardening』による全国の日本庭園約1000か所を対象に実施した「2024年日本庭園ランキング」。
その足立美術館まで徒歩30秒で行けるのが、100%源泉かけ流しの温泉旅館「竹葉」さんです。
(※画像は竹葉様HPより)
歴史好きにも堪らない月山富田城にも近い温泉宿となります。
過去のブログでも紹介していますが、今回は戦国魂も協力した竹葉さんの戦国武将コンセプトルーム「Samuraiルーム」を改めてご紹介です^^
見どころは墨絵師御歌頭の新作山中鹿介が存分に描かれている壁画と再現した伝山中鹿介甲冑です。 こちらは、吉川史料館にある兜をモデルに忠実に再現をし、槍の名手であった鹿介が詰めたシコロや象徴的な三日月大前立、鹿角の脇立など、現在最も鹿介の甲冑に近いと思われる仕様にしています。
七難八苦の掛軸は 書道家・太田智(太田松峰)先生の作品で特別に書いていただきました。
かつて、小和田先生や歴史通の芸能人やアイドル、タレントやアーティスト、ライターさんや戦国武将の子孫など様々な方が常宿にしていますのが竹葉さんとなります。
さぎの湯温泉
白鷺が舞い降り傷を癒したという伝説が由来の「さぎの湯」。月山の麓、飯梨川の近くに位置し、どじょうすくいで有名な「安来節」発祥の地にある温泉地となります。
(※温泉画像は竹葉様HPより)
泉質:含放射能-ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉 (低張性弱アルカリ性高温泉)
効用:神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・運動麻痺・関節のこばわり・うちみ・くじき ・慢性消化器病・痔疾・冷え症・病後回復期・疲労回復・健康増進・きりきず・ やけど・慢性皮膚病・虚弱児童・慢性婦人病・動脈硬化症・痛風・高血圧症・慢性胆嚢炎・胆石症
(※泉質・効用は「さぎの湯温泉旅館組合」様HPより)
日本酒発祥の地
『出雲国風土記』に久斯之神(くすのかみ)が酒を造らせたという話が伝わるように、出雲国は日本酒の発祥の地ともされ、その歴史は弥生時代までさかのぼります。またお酒の力を借りて八岐大蛇(やまたのおろち)を倒した須佐之男命(スサノオノミコト)がこの地を訪れた際「吾が御心は安平(やす)けくなりぬ」といわれたことから「安来(やすぎ)」という地名が付いたともされています。さらには清酒を開発したとされる人物が山中鹿介の子・幸元(鴻池新六)であることからも、お酒の繋がりが強い土地柄といえます。
今でもさぎの湯温泉の近隣には地元広瀬の超軟水を使用した銘酒「月山」で有名な吉田酒造があり、美味しい地酒が楽しめます。お酒がお好きな方はぜひ呑み忘れなく♪
※画像は左から隠岐酒造「壱岐誉」、簸上清酒「玉鋼」、吉田酒造「月山」(※竹葉様HPより)
もちろん月山富田城跡や勝山城跡、尼子氏や山中鹿介ゆかりの地巡りなどもできますので安来市へご旅行の際にはぜひ「さぎの湯温泉」竹葉様にご宿泊くださいm(_ _)m
さぎの湯温泉 竹葉
〒692-0064 島根県安来市古川町438 (足立美術館横)
TEL:0854-28-6231
https://www.chikuyou.jp/
山中鹿介幸盛について
戦国大名「尼子氏」に仕えた戦国武将。尼子家随一の猛将として知られ「山陰の麒麟児」の異名を取る。
「願わくば、我に七難八苦を与えたまえ」と三日月に祈ったという逸話が有名。
一度毛利氏に滅ぼされた尼子氏を再興するため尽力した。その過程で織田信長を頼り、明智光秀や羽柴秀吉(豊臣秀吉)の下で戦ったが、最終的には上月城で毛利氏に敗れ、人質として毛利輝元の下に連行中、備中高梁で誅殺された。
最後まで主君に忠義を尽くし、御家再興のため奔走する姿は「武士の鑑」とされ、その生き方は多くの共感を得た。享年34歳または39歳と言われている。
長男とされる山中幸元(鴻池新六)は酒造業を始めて財を成し、豪商鴻池財閥の始祖となった。戦前の小学校の教科書では、山中鹿介幸盛が忠臣の代表として教えられた。
余談にはなりますが、広島県竹原市出身のニッカウヰスキー創設者・竹鶴政孝氏は、山中鹿介の兜を紋章(エンブレム)のデザインとして採用しています。