御城印紹介22 「館山城(舘山城)」(墨城印)
6月の新商品としての墨城印は山形県米沢市の館山城(舘山城)が登場です。
伊達輝宗公の隠居城として知られる舘山城ですが、米沢城とともに政宗公の生誕の地としても注目されている城です。
「米沢城」で生まれたと伝わる政宗ですが、上杉家の居城である「米沢城」(現・上杉神社)とは別の場所であった可能性もあり、城山であったという記述より館山城=伊達家の米沢城ではないかと注目を浴びています。
■御城印・武将印
サイズ 105㎜×148㎜
和紙(日本製)
墨城印・舘山城は魂GoodsStoresからもご購入いただけます。
御城印38 館山城(舘山城)のご購入はこちらから (税込330円)
イザベラ・バードが『日本奥地紀行』の中で”東洋のアルカディア(理想郷)”と表現した置賜地方、今の時期はちょうど「さくらんぼ」の最盛期かと思いますので、ぜひ米沢の地に足を運んでみてください^^
館山城(舘山城)
置賜最大級の山城で伊達家の重要拠点のひとつです。
伝承では1189年に新田経衝によって築城された城で、伊達晴宗が桑折西山城から米沢に本拠を移した際の居城です。
その後は輝宗の隠居城としても有名で、伊達家の正史『伊達治家記録』には政宗が再普請した記録も残る城です。
近年の発掘調査により関ヶ原合戦後に入封した上杉家による普請と思われる石垣も確認されているようなので、米沢に攻め込まれたときには米沢城の詰め城としての役割もあったのかもしれません。
前述の『伊達治家記録』に米沢城は城山で懸崖造りの物見台があったと記録されているそうです。
現在の米沢城址(上杉神社)は平城のため懸崖造りの場所は無く、館山城(舘山城)には物見台があった事も分かっているため、伊達家時代の米沢城!?という真相については今後の調査成果に期待です。
土塁や堀切などの遺構が残る見ごたえのある城ですが、立ち入る際は4月~11月くらいまでの雪の無い時期に行かれることをオススメします。一面雪景色だと遺構も分かりませんので・・・^^;
車やバスのご利用で無い場合は米沢駅からは結構な距離がありますので、駅前の「米沢駅ASK」で電動自転車などのレンタサイクルを借りますと、米沢城や宮坂考古館・前田慶次公の屋敷跡「無苦庵」などスムーズに回れるのでぜひ利用してみてください♪^^
◆館山城(舘山城)◆
住所:山形県米沢市大字舘山付近
【アクセス】
JR奥羽本線「米沢」駅から米沢市民バス田沢線または山交バスで「舘山局前」バス停下車、徒歩10分
JR奥羽本線「米沢」駅から徒歩約50分