御城印紹介9 「山中城」(墨城印)
本日は墨城印(御城印)の紹介。
北条家が小田原城などでも採用した特徴的な障子堀が美しい「山中城」です^^
北条流築城術の最終系・山中城
山中城は静岡県三島に位置する山城で、足柄城などとともに小田原城の支城の役割を果たす「箱根十城」の一つとして知られています。通説では永禄年間(1558年~1570年)に北条氏康によって築城されたと言われています。
障子堀の美しさもさることながら、東側以外は谷であり、さらに堀と土塁で区切った縄張りはまさに天嶮の要害でした。
天正18年(1590年)豊臣秀吉による「小田原征伐」が開始される前年から北条氏政が堀や岱崎出丸の整備を急ピッチで進めていますが、完成する前に豊臣軍が到着。 城将・松田康長、副将・間宮康俊のもと、北条軍は僅か四千の兵で豊臣軍七万を迎え撃ちました。
3月29日10時頃に豊臣秀次らが岱崎出丸を攻撃すると、その2時間後には松田康長が玉縄城主・北条氏勝に脱出するように促したのち、全軍で玉砕しています。圧倒的な兵力差の中、この戦いでは老将 間宮康俊が「白髪首を取られては恥」と墨汁で髪を染め、鉄砲隊を率いて最前線で活躍して一柳直末を討ち取った事でも知られています。
雪の積もった富士山をバックにみる障子堀はとても魅力的ですので、ぜひ名物のワッフルを食べながら(笑)山中城の探索などは如何でしょうか^^
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≪セット内容≫
墨将印:北条早雲,北条氏綱,北条氏康,北条氏規(武将印)
墨城印:小田原城,山中城(御城印)
墨絵馬:北条早雲 以上7点