御城印紹介12 長篠城(墨城印)
天正元年(1573)9月8日は武田方の菅沼正貞らが守る長篠城を徳川家康が奪還した日です。
武田信玄が亡くなって約3ヶ月後には、三河作手城(愛知県新城市)主の奥平貞能・信昌父子が家康のもとに密かに使者を発し、信玄が亡くなった事を家康に伝えています。同時に奥平貞能は奥平一族が家康の麾下に加わる旨も誓ったとされ、武田信玄が死んだ事実が織田信長にも伝わったと考えられています。
家康はすぐに長篠城(愛知県鳳来町)を囲み、武田家を継いだ勝頼の命で、馬場信房・武田信豊らが救援に来る前に菅沼正貞らを兵糧攻めにして、この9月8日に城を開城させました。
天正三年(1575)には奥平信昌(貞昌)が長篠城主に任命されますが、5月に武田勝頼の進軍により長篠城を完全包囲された信昌は、有名な「長篠の戦い」において、家臣の鳥居強右衛門を岡崎城の家康のもとまで援軍要請に走らせて窮地を脱しました。
墨城印の第19弾として発売しました「長篠城」は、牛渕橋から見た長篠城跡に近いアングルで描かれています。
豊川と宇連川が合流する断崖上にある長篠城ですが、今の城跡からも天然の要害だった事がよく分かりますね。
本丸付近をJR飯田線が横切っていますので、電車の中からもぜひ景色を楽しんでみて下さい^^
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