ホワイトデーにも大人気!「戦国飴」
今回は随所で職人さんの技が光る『戦国飴』の製作過程もご紹介です。
作って下さっているのは大正13年創業の「大丸本舗」(愛知県春日井市)様です^^
最初の工程は原料となる砂糖と水飴を大釜で煮込みます。
煮込んだ飴を鉄板に移し、やけどしない程度に固まった飴をパーツごとに分けていきます。
今回は大一大万大吉の文字の入った石田三成「出世飴」の製作過程のため、抹茶が練り込まれています。
食品添加物などでなく、抹茶粉末を贅沢に使って混ぜ込んでいきます。
手早く・且つ均等に混ぜる・・・・かなりの職人技が必要となります。
最近ではデパートなどでも飴の製作過程を見れるお店などが人気ですが、こういうのは見ていて飽きないですよね♪
こうして出来上がった飴を必要な長さ・太さに分割していきます。
↓その際の資料はこれだけ・・・寸法などはありません。
それでも文字の色と周りの部分を上記の絵の通りに並べていきます。
この状態から完成させるのは、やはり職人さんの永年の経験と言うのも納得です^^
これは「大一」の「大」の部分ですね^^
全部くっつけて内側完成!!
もちろん飴ですので、固まらないように時間との戦いでもあります。
出来上がった飴の大きさは写真のようなバレーボールくらいの大きさになります。
これを2人がかりで引っ張り細く伸ばし、直径2cmくらいの大きさへ細く均等に延ばしていきます。
飴作りはスピードだけでなく力も繊細さも必要な仕事なんですね!
そしてカットして袋詰めすれば「戦国飴」が完成です!!
大一大万大吉
余談ですが「大一大万大吉」は石田三成の家紋として有名ですが、山内一豊で有名な土佐山内氏の分家・五味氏の家紋としても有名です。遡れば平安末期の相模国武将で石田家の祖とされる三浦一族・石田為久と、同じく相模国の武将だった山内清俊の家紋でもありました。
現在放送中の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』にも登場するかもしれない両名ですので、大河ドラマの中にも出てきて、戦国時代の大河につながる意味深な演出などないかと楽しみも膨らみます^^
まさに「大一大万大吉」は出世と成功の家紋です。
出世して欲しい人や会社の部下などにも配ってみては如何でしょうか!?><
今回は縁起を担いだ石田三成『出世飴』が出来るまででしたm(_ _)m